ぶと饅頭
その昔、遣唐使が持ち帰ったとされるものの一つに、米粉や小麦粉を練って造形したものを油で揚げたお菓子(唐菓子)があります。
現在でも神社の神饌として伝えられているものもあるとのことですが、その一つ、奈良・春日大社の神饌である「餢飳(ぶと)」をアレンジして作られたお菓子、奈良市のもちいどの通りにある萬々堂通則の「ぶと饅頭」を食べました。
春日大社の印である下がり藤がプリントされた紙で一つずつ包まれています。
春日大社の宮司だった方が餢飳について書かれたものが箱に入っていました。
餢飳は米の粉を水で練り、一度蒸してから成形してごま油で揚げて作るのだそうですが、春日大社では餢飳が上手に作れなければ一人前の神職として認めてもらえないのだそうです。
ここには、「見た目には仲々面白いものであるが、我々の食味としては、単調に過ぎ或は固すぎの難がある。」と書かれています。
春日大社の神饌としての餢飳の写真は、こちらのHPに掲載されています。
そんな餢飳を、春日大社の許可を得て萬々堂通則の先々代がアレンジしてできたのがこのぶと饅頭です。
揚げてあるのに食感が軽いです。
中にはこしあんが入っています。
普通に売っているあんドーナツよりも軽めで食べやすく、美味ですよ~![]()
[参考]
奈良女子大学大学院人間文化研究科国際社会文化学専攻の文化史総合演習のホームページに、「現代に残る古代菓子」としてぶと饅頭が紹介されています。
ぶと饅頭の紹介だけではなく、唐菓子の再現実験をしてみたり、「枕草子」にも出てくるあまづらを作ってみたりした結果が紹介されていてなかなかおもしろい内容となっていました。















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